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あさのあつこ 神々の午睡


2009年10月 学研パブリッシング/学研マーケティング  1,470円
★6/10

タイトルと表紙に惹かれ、よく見てみたらあさのあつこさんの新刊。
ところで、タイトルをネットで調べてみたら、すでに絶版になってますが清水義範著「神々の午睡」とかぶっているのこね。
こちらも機会があれば読んでみたいな。
とはいえ、やはりCLAMPさんの挿絵の威力はありました。

内容は、神々たちの短編集。
この神様たちはとても人間くさい。
神様たちの話と聞くととてもわくわくするし、表紙のように東洋寄りの不思議な世界が素敵です。
でも、何かが物足りない。
もしかしたら、私があまりにも表紙にハマったせいかもしれません。
このストーリーをCLAMPさんのマンガで読みたい、なんて。




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一般小説 ア行  あさのあつこ | 【2010-03-18(Thu) 14:43:33】 | Trackback:(0) | Comments:(0) | [編集]

The MANZAI(5) あさのあつこ


09.03 ジャイブ \540
★8/10

1行でも目を通したらするするする~と最後まで読んでしまいます。
なんて読みやすさ。
大好き。
今回は、大晦日から元旦までの1日の出来事だったので、それほど大きな展開はありません。
どちらかというと「一休み」といった感じかな。
最近、若者の悩み多き青春的な話が重くかんじるので、ちょうどよかった。

今回は、秋本の歩ラブはもちろんありましたが、メグパパである萩本先生の歩ラブメーターが高かった気がした(笑)
それはさておき、秋本は本当に理想の男だなあ。
かっこいい。
でもやっぱあれだね、歩が誘ったら絶対に断らないね、この男。
ぺろっと一線越えてくるんだね、きっと。
歩も秋本に毒されてきたし(よしよし)

「ごめんな」も「ありがとう」も美しい、優しい言葉だけれど、確かに美しくも優しくもあるけれど、その言葉を惨めだと感じてしまうことだってあるんだ。誰かに頼って生きている、その刻印としか感じられない時だってあるんだ。

わかる気がする。
でも、秋本が「謝りすぎ」と怒る気持ちの方がわかるかな。
どっちも悲しさがあるよねえ。
謝りすぎることで人を傷つけることもある。
そのことを肌で知った時の気持ちを思い出しました。
「一休み」な感じの5巻だったけど、やっぱりあさの作品。
何も考えずに読み終わることはできませんでした。

解説も面白かったです。




一般小説 ア行  あさのあつこ | 【2009-03-11(Wed) 17:11:18】 | Trackback:(0) | Comments:(2) | [編集]

ヴィヴァーチェ 虹色のエイ あさのあつこ


★3/10

えーっと・・・あさのあつこさんは「NO.6」という作品を自分で書いてることを忘れちゃったのかしら?
えっと・・・ゴーストライター?
多分、作品の根っこが一緒なんだと思います。
ただ、NO.6は星(国)を舞台にしていて、ヴィヴァーチェは宇宙を舞台にしているのよね。
私は表紙絵の人が好きではないんですがインパクトが強いため(しかも双子に見える)、読んでる間中で自分のキャライメージを確立することができなかったのも敗因です。
私と同じように、NO.6は大好きだがコッチは苦手だったり、NO.6が苦手でもコッチがOKという子もいると思うので、あさの入り口は広い感じで。
入り口は広くても中は同じよ、みたいな。
でもって、出口は別々の気がします。
ただの予想だけど。

紫苑とネズミのように、ヤンとゴドが協力したり反発したりして一緒になにかを目指すというよりも、敵対しそうね。
いや、あっちも敵対しそうな予感バシバシするけど、こっちはガンダムっぽいイメージが・・・。
昔は仲良かったのに、お前を殺さなきゃ・・・的な。
あ、そう思うと、続きが気になるわ。
どうなのどうなの。

あ、ちなみに、宇宙モノってあまりしっかりと頭の中で世界が組み立てられなくて、けっこう適当な世界の中でヤンやゴトやユイたちが駆け回ってます。
私の中で。
本当に、小学生が書いた絵並みの世界で動いているので、ちょっと難しかったです。






一般小説 ア行  あさのあつこ | 【2008-07-31(Thu) 23:42:21】 | Trackback:(0) | Comments:(0) | [編集]

ガールズ・ブルー(2) あさのあつこ


★8/10

1巻のブルーが水色なら、2巻のブルーは青。
ちょっとだけ悲しい。

P.244の理穂の言葉は、読者である私にも伝染してきた。

歳をとりたくないわけじゃない。大人になりたくないわけでもない。だけど、だけど、だけど・・・・・・。
もう二度とここには帰ってこられない。
(中略)
切ない。苦しい。うわぁっと叫びたい。


こういう感情に覚えがあります。
しかも、今でもこういう気持ちに囚われたりして。
こんな切なさに気づかなきゃずっと何も考えずに笑って過ごせたのに、と思うと同時に、今気づいて良かったんだと思いたい気持ち。
「気づく」ってことは「傷つく」ことに似てるなあと思いました。
気づかなければ傷つかないし切なくなったり苦しくなったりしない。
でも気づかなければ前にすすめない。
たえまなく潮の流れが変化する海の中で、自然にまかせ泳いで渡る魚、流れに翻弄される魚、逆らおうとあがく魚、そして迷いながら同じ場所で泳ぎ続ける魚、それぞれのブルーの中で生きているんだなあ。

まだ言うかって感じですが、愛燦燦の歌がふたたび蘇えってきます(笑)

人は哀しい、哀しいものですね。

ああ、なんていい歌なんだろうかしら。
あさの作品はすべての作品に統一して「感じなさい、感じてみなさい」というメッセージが込められているように思う。
それはNO.6で顕著にセリフになって書かれているけど、このガールズ・ブルーも例外ではなく。
そして思春期をたいぶ過ぎ、感じるということに疲れてきた私に再び強い意志を持って問いかけてくる。
感じることをやめて見ないふりをしたまま楽になってしまうのか。
私にとって理穂や美咲は、やっかいで面倒くさい存在。
だけど、この本を読むことがやめられないのは、きっと理穂や美咲を子供だと笑い飛ばせるほど心が固まっていないから。
何も考えずに楽になること、感じて傷つきながらも気づくこと、どっちが悪魔の囁きなんだろうとしばし考えた作品でした。

マジメな話はこの辺にして、相変わらず邪道読みしてます。
真央の如月ラブっぷりがとってもかわいいわ。
しかも理穂ちゃん、真央に「だめよ、如月に惚れちゃあ」とクギをさしてます。
んが、多分それは逆効果じゃないかと(笑)
むしろ、真央に自覚を促してるだけじゃないかと(笑)
現に、真央はちょっと考えこんでしまったじゃないの。
真央→如月かしら。
美咲ちゃんに足蹴にされたときに真央に癒してもらう如月の図は目に浮ぶわ(笑)
なんだかんだいって、如月は真央が唯一の味方だと信じてるみたい(笑)



一般小説 ア行  あさのあつこ | 【2008-06-03(Tue) 11:06:52】 | Trackback:(0) | Comments:(0) | [編集]

THE MANZAI 4 あさのあつこ


★8/10

実は去年か今年初めに読んだので、思い出しながら感想を書いています。
思ったことがたくさんあり、じっくり感想を書きたいと保留にしていたらこんなに長く寝かせることになりました。
それどころか、書きたかったはずの感想すら忘れてしまったので、結局は無駄な期間となってしまって少し後悔です。

THE MANZAIは小説を読む気力がなくても、最初の一行を見たらするするすると読みすすめられるのが魅力です。
同著のNO.6では、新刊を手に入れたらその興奮のまま読む準備を始めてじっくりと腰を落ち着けて読む、という胃がせり上がるような高揚とした気持ちになります。
しかし、THE MANZAIは新刊を手に入れてもそんな気持ちにはなりません。
読み始めるのがなぜだか億劫に感じる。
きっと、NO.6のような先へ先へと待ち構える壁がないせいかな、と思います。
だからといって面白くないはずがない。
なんたってNO.6のように「読むぞ」という気合を入れずに、いつでもするするするとTHE MANZAIの世界に入れるのだから。
あさのさんの素晴らしいところは、物語によって重心のかけ方が違うところだと思います。
基盤となる幹はどの作品にも同じくまっすぐ貫いている。
けれど細やかな枝がとてもさまざまな形(シリーズ)として自由に遊んでいるように思いました。

さて、前置きが長くなりましたが、今回も今回とてさらさら読もうなどという気負いはなく、すこし雰囲気を見ているか、という軽い気持ちでパラパラとページをめくりました。
その後に導入部だけ読んでみるかと1P目に目をはしらせたとたん、すっかり座り込んでTHE MANZAIに没頭している始末です。
これも実は恒例のこと。
THE MANZAIはいつもそんな感じで気づけば一気に読み終わっているのです。

今回の話は、秋本と歩の関係よりも、メグ、京美、友ちゃん、蓮田、高原の5人のキャラクターが描かれていました。
だから萌えるっていうのは残念ながらほとんどなく。
蓮田と友ちゃんがくっついてしまうんじゃないかとヒヤヒヤしました。
二人には本当に心からくっついて欲しいんだけど、もうちょっと蓮田くんのおあずけ状態を読みたいんです。
友ちゃんの計算のない優しさや可愛さに翻弄される蓮田くんを見続け隊。
そんな部隊を作りたいくらいです。

本当はもっと真剣に語りたいことがたくさんあったはずなのに、読了後から日数を重ねると萌えた部分しか思い出せません。
あ、友ちゃんは女の子ですけども萌えるんです。
否、おあずけの蓮田くんに萌える、が正解かも。


一般小説 ア行  あさのあつこ | 【2008-01-26(Sat) 00:24:14】 | Trackback:(0) | Comments:(0) | [編集]

ぼくらの心霊スポット あさのあつこ

ぼくらの心霊スポット ぼくらの心霊スポット
あさの あつこ (2006/11)
学習研究社

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★8/10

あさの作品を読んだと聞いたら、次の台詞はわかってるわね、ジョニー。
「誰をカップリングに組んだ?」
オーケー、答えてあげるわ、ジョニー。
かっちゃん×ヒロよ。
ミステイクですって!そんなことはないはずだわ。
大らかなかっちゃんに繊細なヒロ。
これはThe MANZAIのケースでも見られたはずよ?
イエス、確かにそうね、マッキーはヒロにキスをしたわ。
じゃあ、ジョニー、あなたはマッキー×ヒロを押すっていうのね。
オウマイゴッド!!
ここであなたと道を違えてしまうなんて、レトルトミックスピザを凍らせたまま食べるようなものよ。
なんですって、レイチェルはかっちゃん×マッキーが好きだっていうの。
ああ、なんてことを。
そんなことはありえないわ。そりゃあたしだって怪しいなと思ったけれど、主人公を差し置いてそんなカップルが出来るなんて、ピストルを持たないマフィアと同じくらいありえないことよ。

と、くだらない小芝居をうってみました。
もう好きなだけカップリングしてって感じです。
マッキー×ヒロもいいし、かっちゃん×マッキーもありえる。
でも、私はかっちゃん×ヒロです。
表紙絵を見た時から、かっちゃん×ヒロでした(笑)
どんだけマッキーがヒロのおでこにキスしても、かっちゃん×ヒロです。
ちなみにかっちゃんは犬を抱いてしゃがんでいる方です。





一般小説 ア行  あさのあつこ | 【2007-05-23(Wed) 21:08:39】 | Trackback:(1) | Comments:(2) | [編集]

NO.6 (5) あさのあつこ

NO.6(#5) NO.6(#5)
あさの あつこ (2006/09/12)
講談社

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★7/10

うーん、1巻~4巻をまとめて読んで、5巻を読むまで間が開いたせいでしょうか。
あまり燃え(≠萌)ませんでした。
人がつぶされていくさまや登る様子などが生々しく感じられて、SFだぜ近未来だぜっていう燃え方が出来なかったのが残念です。
まあ、ドンパチ始まる前の潜伏期間ってところだったかな。

ネズミがついにいいました。
「紫苑のままでいてほしい」
さてさて、前巻では紫苑とネズミが敵同士になってしまうんじゃないかと危ぶんでましたが。
こりゃネズミさん、うかうかしてると紫苑に殺されるわ。
なんか5巻のネズミはネズミらしくないし紫苑は紫苑らしくない。
それが変化なんだと思います。
徐々に徐々に変化していってる。
「紫苑のままでいてほしい」
っていうのは、後々まで紫苑の中でキーワードになっていきそうな予感満載。

それにしても、一体どうなってしまうんだろうなあ、最後。




一般小説 ア行  あさのあつこ | 【2007-05-18(Fri) 16:10:50】 | Trackback:(0) | Comments:(0) | [編集]

The MANZAI(3) あさのあつこ

The MANZAI〈3〉 The MANZAI〈3〉
あさの あつこ (2006/09)
ジャイブ

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★10/10 (再読)(ネタバレ)

あーそうだったそうだった。
夏祭りがあれやこれやだったりメグのパパと秋本のママがあれだったりしたんだった。
だけど、歩と秋本の関係は真夏の蝉の声よりヒートアップしてるぜ!って話だった。
しかも、高原と森口もくっついたし、蓮田と篠原もいい感じだし、なんだよ、恋の季節じゃねえですか、の展開だった。
そうそう、蓮田くんがエロ話が大好きなことを発見しました、隊長!(隊長はどこだ!)
いいねいいね、やっぱり蓮田くんはエロいのがいいよね。
何気に野獣っぽい動きするもん。篠原さんを見る時のタイミングが!
ほんで、ほんと秋本っていい男だよね。うん。
何気に「歩が嫌なら止める」っていう引き際もいいのもいいのよねえ。
いや、私としては止めてもらっちゃ困る問題なんですが!!
蓮田が篠原を、高原が森口を送っていこうとしたときは何も言わなかったのに、歩がメグを送りに行こうとしたときだけ何気に咎めてる(ような気がする)し、森口と歩は喋っていると「歩に、手を出すな」って!男らしい!!

あと、前は気づかなかったんだけど、秋本のおかあさんがプロポーズを保留にしている件。
あれ、ソースの賞味期限のせいにしているけど、ちゃんとメグちゃんのことを考えているんじゃないかなあって思ってみたりした。
こうして何度も何度も読み返すと、新たな発見があって、けっこう楽しいものだね。
こんなに1冊を何度も何度も通しで読み返したのって、あさのあつこ作品しかないよ。
すごいな、あさのパワー。
あ、森絵都さんもそうだ。通しで読みかえしてるわ。
すごいな、児童書パワー。
あ、長野作品もけっこうな割合で読み返している。






一般小説 ア行  あさのあつこ | 【2007-05-14(Mon) 23:18:46】 | Trackback:(0) | Comments:(0) | [編集]

THE MANZAI(2) あさのあつこ

The MANZAI 2 The MANZAI 2
あさの あつこ (2006/03/02)
ジャイブ

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★10/10 (再読)(ガールズ・ブルーのネタバレ)

そのうち暗唱できるんじゃないか、と思うくらいに読み返しました3度読み。アハ!
好きな(萌える)シーンにバチバチ付箋を貼っていったら、文字が見えないくらい付箋で埋まりました。アハハ!

あー、も、楽しい。
なんだろうなあ、テンションが下がらないよ。
初めて読んだときと全くテンション変わらず、読み終わった後に「うぎゃーうぎゃーおもしろいじゃーん!」とのた打ち回ってしまう。
何気に、蓮田くんと篠原さんって2巻で絡んでたね。
秋本×歩ばかりに気をとられていて気づかなかったヨ!
今、3巻を読み返しているので、ちょっと3巻と感想がごっちゃになってるかもしれませぬが、蓮田くんって思った以上にワイルドな風貌をしていたのね。
あさのさんの『ガールズ・ブルー』にも、ぽっちゃりのスゥちゃんとヤンキーのケイくんが出てきたけど(この二人は別れちゃったみたいだが)このパターン大好きなのよ!
ワイルド×おっとりぽちゃ子。
萌えるよ!
ほんで、夫婦ぐらいの年齢になると、母ちゃんの尻に引かれている外では強気で力持ちな親方父ちゃんってのが萌える。
あ、これ、ジブリパターンなんだけど。
秋本×メグが万が一億が一にでも年をとって結婚したならば、こっちなんだろうなあ。
それも何気に萌えるんですが、やっぱり秋本×歩じゃなきゃね。

それにしても、何気にドラマになりそうな小説だよね。
っていうか、今、クドカン脚本の「僕の魔法使い」のビデオを見てるんだけど、このノリでドラマ化したら面白いだろうなあ、と思ってみたり。
キャストは誰っかな~……あ、子供キャストわっかんないわ。
でもジャニーズは不可。
ジャニーズ嫌いじゃないけど(むしろKAT-TUNが好きだけど)、ネバーランドで痛い目見たから。
っていうか、ドラマ化すればいいって話じゃなくて(基本的にメディア共有売出し戦法は好みじゃない)クドカン脚本だったら希望がもてそうだなって言いたかった、の。

それにしても、NO.6を読んでも思ったんだけど(バッテリーは途中で挫折してます。そろそろバッテリー読みたくなってきた)あさの作品って、連載が進むごとに面白くなっていくよね。
っていうか、新刊が出るたびに面白くなっていく。
だから、もう、目が離せません!!

それにしても、秋山……じゃなくて秋本くん、本気で歩に惚れてるンやね。
歩が考えてるほど、否、読者(私だ)が考えているほど冗談で歩を口説いてるんじゃないような気がしてきたよ。
いや、漫才じゃなくて恋愛で。
彼はちゃんと分かっていた。
恋愛感情と友情の違いが分かっている。
メグとはエッチしたいと思わないけど、歩は微妙だと言っていた彼は、もしかして歩をおかずでしてみたとか、メグは無理だったけど歩は出来たとか…………あ、脳内は漏れてしまいました。見苦しい部分をお見せしてすみません。
歩が食われるか逃げ切るかはこの際おいておいて(もしくは歩がほだされるというのもありえる)、秋本は真剣に歩のことを友情か恋愛かを考えて悩んだ経緯がなにげに読めてしまって、また悶えてしまいました。
3度目だというのに。
どうでもいいけど、来菅はメグに殴られて、更にメグに惚れたはずだと思いました。
ここらへんで感想を打ち切りたいと思います。
じゃないと、感想じゃなくて妄想が広がっていくよ、どこまでも。



一般小説 ア行  あさのあつこ | 【2007-05-14(Mon) 13:53:44】 | Trackback:(0) | Comments:(0) | [編集]

ガールズ・ブルー あさのあつこ

ガールズ・ブルー ガールズ・ブルー
あさの あつこ (2003/11)
ポプラ社
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★10/10

ああ!10点出しちゃった!
物語の何が面白かったってわけじゃないのよ。
どこにクライマックスがきたってわけでもないの。
1つ1つのエピソードが連なっていって日常ができていく。
そんなお話でした。
なんたって、題名がすっごく爽やか!
ブルーになるっていうと、ネガティブな時の表現だけど、同時に爽やかなブルー、海のブルー、夏のブルー、突き抜けたブルーのイメージもある。
理穂や美咲にぴったりの色だなあって思いました。
表紙のイメージのせいなのか、読み終わった後、心が青く爽快になりました。

ちょっとの登場なのに睦月がかっこいいし、真央が「おれ」っていうのがなんだかギャップがあって(自分イメージの真央姿にはギャップなのよ)いいし、綾菜が退学になってからの切なさって分かる気がするしでもすぐに忘れちゃう部分もなんかリアルだし、スウちゃんのことがあまり突っ込んで書かれてないのが不思議とリアルな距離感を感じるし、如月が意外と一番大人だったりしてとか思うし、ケイくんも実は好きなんだ。なんでかケイくんが一番姿形を想像しやすかった。

そんな彼らが織り成す日常。
普通の日常なんてどこにもなくて、細かい事件の積み重ねで過ぎていく日々が日常なんだなあって思いました。

っていうか、如月×真央萌え。
実は真央の方が真剣に如月のことを好きだとか、どうよ。
如月の「理穂とやるぐらいなら、真央のほうを選ぶ」の言葉に本気で照れちゃってるし(笑)
あ、真央って理穂の弟なんだけどね。

あと、ケイくんとスウちゃんが実は別れたわけじゃなかった、なんてことになってたら嬉しい。
ケイくん、好きなんだもん。暴力ふるったって、なんかなんか気になるんだもん。

そして主人公カップル(カップル?)
理穂と美咲。
私には珍しい、女の子萌え。
ガールズ・ブルー、面白かったです。





一般小説 ア行  あさのあつこ | 【2007-05-10(Thu) 23:13:20】 | Trackback:(1) | Comments:(2) | [編集]

The MANZAI (1) あさのあつこ

The MANZAI 1 The MANZAI 1
あさの あつこ (2005/12/01)
ジャイブ

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★8.8/10 (再読)(ネタバレ)

文庫で改めて買いまして、再読でございます。
あさの作品は、読みやすくてテンポがいいせいか、漫画のように何度も何度も再読してしまうために、1冊は手元に置いておかなければならないと思います。
かれこれこの本を読むのも3度目になるけれど、全く飽きることなく通しで読んでしまいました。
やっぱり秋本と歩の愛がなせる業なのかしら。
とはいえ、ブログに感想を書くのは初めてなのだと、今更気づきました。

文庫になって宮尾和孝さんに絵が替わりました。
カラフル文庫で描かれてた鈴木びん子さんの絵も好きですが、こちらは子供から大人まで手にとりやすい絵柄になったみたいです。
歩は鈴木びん子さん絵の方が好きですが、秋本は宮尾和孝さん絵の方が好きです。

さて、今とっても落ち着いた気持ちでこのブログを書いております。
全く嫌味のない小説を読んだ後のすがすがしい気持ちなのです。
いえ、3読書目という余裕のせいかもしれません。

高原と森口がくっついちゃう前の話。
蓮田が篠原を意識する前の話。
むふふ、高原くん、安心しなさい。きみはちゃーんと森口さんと付き合えるのよ。とか。
蓮田くんはどの辺で篠田さんを意識しだしたのかしら。っていうか実は篠田さんの方が蓮田くんをリサーチ済みだったのねー!とかいう未来を知っている楽しみ。
メグと秋本は相変わらずだけど、歩の変化……変化?
冷静になって読むと、歩ってけっこう初っ端からノリのイイ子だったんですねえ。
この中学生くらいの恥ずかしくなるような真面目さやおふざけのノリにぞもぞします。
いっぱしの口を効いたり、不器用に大人を煙に巻いてみたり。
そういえば、わたしの中学時代もそんなだったなあ、とふと記憶の糸をたどってみました。
思い返せば恥ずかしいことばかり、そんな一所懸命さがこの本に広がっているのよね。
だから、読むたびにもぞもぞ恥ずかしくなるし、楽しくなる。

まあ、真面目な感想はここらへんにしといて。
やっぱり何度読んでも繰り返し読んでもBLに思えるのがすごい(笑)
読めば読むほどBL。噛めば噛むほどスルメ。
ああ、最初になんだかんだともっともらしい理由をつけてあさのあつこ本を買う理由を述べたけど、案外ここに理由があるんじゃ……、きっと、いや絶対(笑)

ところで、95Pの秋本の台詞。
「(略)すごい匂いがするから、なんやて思うたら、ネズミが死んでくさってんの。トドメスの食べ残しみたいなんやけどな」
ブハッと思わず笑ってしまいました。
ええ、NO.6のネズミで想像してしまったですよ。
ノラネコに襲われてバタンキューなNO.6のネズミ。情けない!(笑)
もしかして、これって秋本&歩とネズミの共演じゃないかしら、とアホなことを思いつつ、ぺたりと付箋をはってみたのでした。

そして、文庫版のみのお楽しみ。
あさのさんと重松清さんの対談です。
これが思いがけず興味深く読みました。
重松さんは、いつかは読もうと思いつつ、なんとなく避けていた作家さん。
東野圭吾さんの本を私がなかなか手にとらない気持ちに似ています。
読めば面白いのはわかるし、もっと早く読めばよかったと後悔することも想像つくんだけど、なぜか読まない。
そんな作家さんなんですが、このあとがきを読んで俄然読む気になりました。
ここに出てくる重松作品はちょっと読んでみよっかなって(いつもの如く好きな作家さんが読む本はわたしも読みたいという衝動)
そして、一番共感できたのが、作家の目線が叔母さんってところ。
親や教師の目線じゃなくて、兄弟よりも上で親よりも下という叔母さんのポジション。
なるほど~と思いました。


一般小説 ア行  あさのあつこ | 【2007-05-10(Thu) 22:41:53】 | Trackback:(0) | Comments:(0) | [編集]

あさのあつこ完全読本

あさのあつこ完全読本 あさのあつこ完全読本
三浦 しをん、金原 瑞人 他 (2005/12/14)
河出書房新社

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★9/10

三浦しをんさんとの対談、三浦しをんさんがどんなにあさのあつこ作品が大好きか、不足なく理解できました(笑)
やはり「森絵都の本」どうよう、あさのさんをどう思っているかをインタビューしているページもありましたが、申しわけながら飛ばしてしまいました。
人様があさのさんをどう思っているかが重要じゃなく、私があさのさんのインタビューや考えていることを読んでどう思うかの方が重要なのです。
なのでもっともっとあさのさんがカラッポになるくらい、あさのさんのことを知りたかったのですが、でも結構満足しました。
気になるシーンの裏話やあさのワールドAtoZなど、けっこう読み応えあったし、森絵都さんとの手紙のやりとりも両作家とも大好きなので興味深く拝見しました。
三浦しをんといい、森絵都といい、さすがだわあ。

一般小説 ア行  あさのあつこ | 【2007-05-07(Mon) 00:56:11】 | Trackback:(0) | Comments:(0) | [編集]

時空ハンターYUKI1 あさのあつこ/入江あき

時空ハンターYUKI (1) 時空ハンターYUKI (1)
あさの あつこ、入江 あき 他 (2005/01)
ジャイブ

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★8/10

あさのあつこさんの少女ファンタジー。
挿絵が可愛いな~と思ってたら、入江あきとありました。
入江あき…入江あき…入江亜季!?
そういえば、絵が入江亜季さんだ!!
思わぬご褒美にうはうは。
カラフル文庫から出ています。
私、あさのさんのファンタジーが好きなのかもしれない。
いっつも痒いところに手が届くのよね~。
子供の頃から私が想像していた世界を見事に書き出してくれるのよ。
不思議と見覚えのある景色ばかり。
いや、そりゃ読む側の想像力の範囲内だから、当たり前っちゃ当たり前なんだが。

主人公の結祈(ゆき)はある日突然禍々しい景色を見る。
その日、曾祖母から知らされた事実。
結祈は闇の蔵人と戦う運命にあるのだった。
泣き虫で引っ込み思案な結祈の運命やいかに……。

そんなお話です。
1日で読めちゃうのは、きっと全漢字にフリガナがうってあるせいでしょうか。
結祈の双子の弟、香楽(かぐら)ともっと絡めばいいなあと期待しつつ2巻を読もうと思います。
1巻の今回は、結祈がまだ戦いだしたばかり。
戦うのは嫌だといって泣くばかりです。
この彼女がどんな答えを出していくのか、どんな選択をして進んでいくのか、じっくりと読みたいと思います。





一般小説 ア行  あさのあつこ | 【2007-05-01(Tue) 23:49:45】 | Trackback:(0) | Comments:(0) | [編集]

The MANZAI(3) あさのあつこ

The MANZAI〈3〉 The MANZAI〈3〉
あさの あつこ (2006/09)
ジャイブ

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★7/10(ネタバレ)

実は1、2巻は図書館でかりて読んで、3巻のみを購入した形になってるんだけど、明日この1巻を買いに行ってきます。
まずは萌え視点の感想から。
鼻血でるかと思った、いや、まじですよ。
秋本くん、歩に対してエロいフェロモンが出てる気がする。
こーゆーさ、普段おちゃらけた子がマジモードになると、かっこよすぎて腰砕けですよ。
歩もマジモードの秋本に見惚れるほどメロメロ。
秋本くんも堂々と「抱きしめたいって思うくらい」好きだと断言。
いや、これは前からか。歩がオチるもの時間の問題だなあ(笑)

歩と秋本はさておき。
ついに森口さんと高原くんがくっついちゃいましたネ!!
あんな展開で告白とはいやはや若いって素晴らしい(笑)
その流れで蓮田くんも篠原さんに告っちゃうか、と思ったけどそうはならず……ふう。
両思いになる前のもどかしい感じが好きなので、このカップルはかろうじて死守したわ(笑)
歩と秋本のカップルと同じくらい好きなのが、蓮田くんと篠原さん。
蓮田くんがかっこよくて(無口なせいなのか目立たないんだが、言う言葉がいちいちツボなんだ)篠原さんもほわわ~んな感じのぽちゃ子っていうのが可愛らしいし。
蓮田くんの篠原さんを見る目は、けっこうエロいに違いないと思う(笑)

蓮田の視線が、笑っている篠原の口元にそそがれる。

なにげにこの文章、匂い立つものがあるんですけど(笑)
そして、ナデシコの花を着た篠原さんが可愛いに違いないと想像している蓮田くんも好きなんですが、篠原さんがピアノのレッスンだと言って帰ろうとする夏の午後4時。

「送っていったるわ。夜道は危ないから」

そしてグッジョブな歩のツッコミ。

「蓮田、真夏の午後四時だぞ。どこに夜道が存在するんだよ」

いい、いいよ、君たち。
こういうわけのわからんアプローチの仕方って大好きです。
青い恋って感じが可愛い!
腐女子とはいえ、たまにノーマルに萌えるのは何故か。
ノーマルに萌えるときは、やっぱり脇キャラじゃなきゃ嫌なのよね。
主役には腐女子萌えを貫徹してほしく(笑)
やっぱあれか、脇キャラの女の子に何気に感情移入してたりするのか。

考えても栓無きことなので、置いといて。
けっこう真面目に読んでも、すごいなあつこさんと思える部分もありました。
うん、あつこ文章はけっこう驚かされることが多いっていうか学ばされることが多いっていうか、すごいなと思う部分が必ずありますね。
歩の現実から次第に妄想の世界に入っていく過程とか面白かったし、メグの微妙な感情を蚊をアイテムに使う部分とか、高原の進路で森口さんと一緒になりたい下心を「歩の一緒の高校にする」といってぼかすあたりもウマイなあとしみじみ。
それ以上に思わず感嘆して唸ったのは、歩の心の中で生々しくぶつかり合うのは嫌だと思っているそれを秋本は気づいたのか気づかなかったのか

「生臭いのを消そうって、考えすぎるからコゲコゲになる。むしろタラコの旨みで(略)」

と、お好み焼きに例えて、しまいには漫才に行き着くことで歩の心に抱える潔癖な皮を柔らかくはぎとろうとするのですよ。
歩は秋本の言葉そのままにお好み焼きの話だと思って怒っちゃうんですけど、こりゃなかなか出来ない芸当ですよ、秋本くん。
深いな、あんた!!(笑)

そして、夏祭りが中止になる原因の市の予算や市長選挙の話。
なにげに歩や秋本たちに政治に対して語らせてる。
ちょっと考えてみて、私が中学生のころって、そんなに市や選挙のことを語れたっけ?と。
語れない語れない。
でも、歩たちは当然のようにそれを話している。会話している。
読者の元までおりてくる小説じゃなくて、読者のレベルをひき上げる小説だなぁって思いました。
さすが、児童書だと思う。もし、私が中学生や小学生でこの本を読んでたら、政治の話をする歩たちをかっこいいと思うと思うな。
そして、それを真似しちゃったりして、知ったような顔して得意気に政治の話とかしちゃいそ。
でも、それが一歩なんだと思うな。
規則破りだなんだといいながらも、真面目に真剣であることはかっこいいとストレートにいってる小説だと思いました。うん。
規則を破ることが不真面目なんじゃなくて、自分の信念に沿わない規則を打破することは、とても真面目で真剣なことで大切なことなんだと言ってるように思えたかな。うん。
そういうことは、子供時代に気づいたこともあったと思うけど、改めて大人になってから気づかされました。
あさのさん、ありがとう(笑)





一般小説 ア行  あさのあつこ | 【2006-12-16(Sat) 01:40:44】 | Trackback:(0) | Comments:(0) | [編集]

NO.6 #4 あさのあつこ

No.6(#4)


この本を読んでる期間にアニメ映画である『時をかける少女』を見てしまったために、テンションが『時かけ』よりになっちゃったせいで、『NO.6』を真面目に正面から読んでないなあとチョットだけ反省。
熟読派に移行しつつあるのに、ついつい速度が増しちゃった。
ん?これって、テンションのせいじゃなくて、たんに『NO.6』が面白かったせい?

#4の今回は、ガラスで痛めつけるシーンがあって、アイタタアイタタと思いながら読んだよ。
映画と違うから、目をかくせばそのシーンが通り過ぎるわけじゃないし(笑)
うひー、と思いながらページをめくるめくる。

今回は、ネズミと紫苑の力関係が変化してきてるかな。
紫苑×ネズ……じゃなくて(笑)純粋に、紫苑の成長が怖い、みたいな。
愛を知って強くなる者と弱くなる者の対比って感じ。これがまた面白い。
私は、強くなるタイプです(誰も訊いてないか)

何度かネズミの冗談というか皮肉が紫苑の天然によってスルーされてて、シリアスな場面と笑える場面の緩急あって相変わらずずーっと楽しかった。

#4の中で、私が一番に赤ライン、で囲みたいほど衝撃をうけたシーン。

「紫苑」
 ネズミの指が腕をつかむ。
「狂うなよ」


あさのさんって一体何者なんだろう、と思ったほど。
これって、崖っぷちを味わったことのある人じゃなきゃ出てこない言葉じゃないかなあ、なんて。
別に、西ブロックのような場所で生きているとかいう崖っぷちじゃなくて、自分の中のささいな崖っぷちでもいいと思うんだけど。
味わわなくても、深く考えなきゃ出てこない言葉と思ったよ。
信じたくないほど絶望的な状況にいたり失敗をしたら、「ここで気を失えたら」と思ったりするじゃない(じゃない、というか私はそう思うんです(笑))
でもピンピンしている自分に対して「どうして私の身体はこんなに頑丈にできてるんだ」と逆恨みをしてみたりするわけで。いやはや、健康なのは本当に素晴らしいことなのはわかっているのだが。
一番、辛いのは、過酷な状況の中で最後まで正気を保ってしまう精神力のある人なんだろうなあと思ったことがあったりして。

話は脱線するけど、ちょっと関連して思い出したので、書きとめておきます。
「ディープ・インパクト」を見たときのこと。
地球に彗星がぶつかって滅亡してしまうというニュースを聞いて、色々な人がそれぞれの行動をするシーンの中で、ひたすら神に祈ってる人々の場面を見たときに考えたことを思い出しました。
祈るべき信じる神がいるって、羨ましいなあ。
そこに救いがあるわけで、救いを求める場所(人)が存在するのは、心が強くなるかもしれないなあと思ったわけです。
私は気分次第でその存在を信じたり信じなかったりするような不埒者なので、たとえばその状況にあっても心から救いを求めて神に祈れるかといえば、やっぱりどこか疑惑を持ちながらしか祈れないのよね。
それは、ある意味不幸だなあと思って、なんで私は神の存在を純粋に信じられないのだろう、と妙な悔しさを覚えたりしたのです。

という、『NO.6』とは関連するようなしないようなことを思い出したので、書き留めておきました。
それは置いといて、ネズミの「狂うなよ」のセリフは、ちょっとドキリとしました。




一般小説 ア行  あさのあつこ | 【2006-08-15(Tue) 21:55:49】 | Trackback:(0) | Comments:(0) | [編集]

NO.6 #3 あさのあつこ

No.6(#3)


ぐっはぁ!!
キスした。キスした!!

というわけで、読み終わってふと気がつけば、

紫苑に『クロノス』を捨てさせた者は、どんな子だったのだろう。

ネズミのことを訊かれ頬を赤らめる紫苑のシーンや、

「――正直、前よりずっと綺麗だと思うけど」
ネズミでさえ、指先で触りながら感心したほどだった。


と紫苑の髪の毛で遊ぶシーンや、

「いや。あんたの興奮した顔もなかなか魅力的だよ。また、時々、拝ませてもらいたいもんだ」

とネズミが紫苑に言うシーンにばかり付箋をはっていた。
おお、なんということを。

そしてラブラブファイヤーオーバーヒートな部分はここ。

「いいな、もう二度と、おれに別れのキスなんかするな。二度とするな」

お別れのキスじゃなきゃオッケーなんだ!
そう解釈しました。ええ、しましたとも。たとえ、あさのさんが否定したとしても、私はそう信じるわっ!!と鼻息を荒くさせる。

さてさて、展開が重くなっていきそうな雰囲気ですが、どうなることやら。

一般小説 ア行  あさのあつこ | 【2006-08-14(Mon) 14:55:00】 | Trackback:(0) | Comments:(0) | [編集]

NO.6 #2 あさのあつこ

No.6(#2)


わたし、この本買うことに決めました。
だって面白いんだもん。やっぱり面白いんだもん。どうしても面白いんだもん。
とは言っても、連載が終了してラストの着地点によって実際に買うかどうかを決めたいと思いますが。
ラ、ラストは重要なのよ!!

NO.6の世界観が好きです。
近未来都市が舞台の漫画はよく好んで読んでいるのですが、小説では探しだせないんです。
そんな中、手にとりやすく、シリアスとヌキの部分が絶妙にマッチしてるNO.6は、わたしの欲求を充分に満たしてくれます。

さて、1巻ではネズミ×紫苑を豪語していたわたしですが、2巻を読んでいくとどうしても紫苑×ネズミにしか見えません。
多分、精神的に紫苑×ネズミだからというか、紫苑がオセオセというか、それこそネズミを押し倒しそうな勢いがあるものだから(笑)
そして、やっぱりそこはかとなくエロい。

ふいに手がのびてきた。ネズミの手のひらが頬にさわる。
「きつかったか?」
「かなり」


これだけ読んだら、いったい二人で何しちゃってんの!
と思いません?わたしは思っちゃったんですヨ(笑)

そして、今回は新たなカップル発見(違う)
白衣の男×フェネック。たぶん悪役です。

相手のどこが変化し、どこが不変なままなのか、手にとるようにわかる

そういう仲なのです。更に

―心などいらない。いるとすれば、わたしに対する忠誠心だけだ。

という言葉にもピヨ。
まあ、指導者として考えるならば「怖い台詞だわ~」と思えても、これはあさのあつこ節の効いたNO.6ですからネ!ピヨです。ピヨ。

それにしても、あさのあつこさんは凄いなあ。
あー、この気持ちが言葉になってるーと思った箇所があります。紫苑の手紙を読む母の描写なんですが、

母さん。文字が声になり耳に響く。

文章を読んでるとき、自動的にその人の声やイントネーションがダブることってありますよね。
そういえばあったな、的な描写を書くのがすごいなあ。
わたしだったら書けない。それこそ、舞台のようにオーバーな描写しか思いつかないかも。
それに、その状況をこんなに簡潔かつ当たり前の言葉をつかってうまくまとめあげて書くセンスにため息です。


一般小説 ア行  あさのあつこ | 【2006-07-26(Wed) 21:53:23】 | Trackback:(0) | Comments:(0) | [編集]

NO.6 #1 あさのあつこ

No.6(#1)


以前、読んだことあるのですが、新刊を読もうと思ったときに、内容をほとんど覚えてなかったので読み返しました。
いっぱい理解してない部分があったなあと。
NO.6の世界を理解するために、何度かページ戻ってもう一度読み返したりしたんですが、今ではバッチリです(笑)
ハチのこととか死後硬直のこととか、けっこう知識になることが書いてあって、それも面白かったりなんかして。
このYA!エンターテイメントは何歳~を想定してるのかしら。
それにしても、これはエロがないだけのボーイズラブのようにも思えるのがいい感じです。
ぶっちゃけ、エロがなければどんなにきわどくても友情と言えば納得されるのか!と目からうろこがボロボロ。
というわけで、ネズミ×紫苑を推奨(笑)
精神的というか、支える支えられる関係で言えば、紫苑×ネズミですけどネ。
ちょっとした二人の仕草にドキドキ。
髪の毛をまさぐって、頬を撫でてなんてネ。
紫苑が死にそうな時にネズミが必死で死ぬなという場面とかにもドキドキ。
あー、やっぱり面白いや。うん。

一般小説 ア行  あさのあつこ | 【2006-07-06(Thu) 21:50:26】 | Trackback:(0) | Comments:(0) | [編集]

The MANZAI 2 あさのあつこ

The manzai(2)


秋山くん……もとい、秋本くんの歩に対する友情バロメーターがもうすぐ吹っ切れそうです。
カウントダウン5秒前。マジで恋する5秒前。むしろ、それは気づいてないだけなのでは。
っていうか、秋本くん、それって無自覚でしょうが、告白です。愛の告白ですから。しっかり!!


「つまり、俺は、歩のこと好きなんや。マジで好きやで」
「そりゃどうも……あまり、ありがたくないけど」
「はたして、これは友情なのか愛情なのか、ビミョーなとこで悩んでるんや」


「おれは歩のこと好きで…(略)・・・まあ、その、触ったりしたいと思うわけ。そこをぐっとがまんするのが正直かなり辛いときもある」


「秋本……触るな」
・・・(略)・・・
「いや、心が安らぐんや。ほっぺた触ってもええ?」
「絶対、だめ」
「じゃ、耳たぶ」



エッロ!
耳たぶを触りたいってエロくない?違う?
そのほかにも色々色々細やかに萌えが散らばっているのですが、普通に考えさせられる、うなってしまう文章もありました。

来菅は、きっと、いつでも自分をかっこよく見せようとがんばるタイプなのだと思う。なんでもそこそこできる人間って、期待もされちゃうから、それに合わせて、ついがんばってしまうんだ。
悪いことじゃない。しんどいだけだ。他人に物差しを合わせてがんばることは、とてもしんどい。そのしんどいことを来菅はがんばってやっているのなら、たいしたもんじゃないか。だとしたら、素の怯えや弱さを見られたことに戸惑って、逃げてしまうことぐらい、許してやればいい。そんなことはどうでもいい……


自分で自分を恥じるようなことは、すまい。それが他人からどう見えようと、どう言われようと、自分の良心に背くことはしない。
ぼくのささやかな自尊心を裏切らない。裏切ってしまったら、恥じてしまったら、だれに対しても特別な存在にはなれない。



この2つ。相反するものだと思うのよね。
他人の物差しに合わせて頑張る来菅。
自分の物差しを信じて頑張る歩。
どっちの文章が欠けてても、来菅も歩と成り立たなかったと思うのよ。
どっちが正解か間違いか、どっちがかっこよくてかっこわるいか、そういうことではなくて、その相反する性質を認められる歩(あさのさん?)がでかい人間だという爽やかさを感じて、ジーンと来ました。
歩(ひいてはあさのさん)は人間を愛してるんだろうなあと思います。
その人間の行いや性格で好きや嫌いがあるのじゃなくて、人間の弱さも強さもエゴも優しさも、人間が持ちえる全ての感情や揺れ動きそのものを愛してるんだろうなあと。

個人的に、こういう人間でなくてはならない、と断言する言葉やストーリーは好きではなくて。
だからこそ、迷う主人公に感情移入をして愛するっていうか。
まあ、こんなふうに真面目に語ってみても、所詮は萌え目的で読んでるわけなんですが(笑)

一般小説 ア行  あさのあつこ | 【2006-06-26(Mon) 21:46:04】 | Trackback:(0) | Comments:(0) | [編集]

透明な旅路と あさのあつこ

透明な旅路と


何が面白くて何に繋がってるとかじゃないんですけど、吉行と一緒に混乱するのが面白かったです。
そして、最後まで謎が解けなかったような解けたほうな。
このけむに巻かれた感じが珍しく心地よかったりなんかして。
とは言っても、小難しくてさっぱりわからんという混乱ではなくて、白兎とかこの正体がわからずに吉行と一緒に困惑する感じなので、わからんすぎて途中で本を放り出すということは絶対にないはずです。

カップリングしたらどうかな(笑)
吉行×白兎?
身体はそうだとしても、精神では白兎×吉行よねぇ。
白兎が誘い受かな。
や、ほんとにそんな感じの描写があるんで、オタク的にも楽しいですよ、ホント。
さすが、あさのサン、わかってらっしゃる。
白兎さん、大好きだなぁ。
敬語を使いつつも、不遜な態度というキャラって大好きなのよね。
不遜ってどういう意味だ?おもいあがってるとかそんな感じか。
うーん、ちょっと違うな。
なんていうのかな、曲げない感じ?
とにかく、面白かったです。
BL好きなら、読んでも損はしないはず。
そういう展開はないんだけどね(笑)





一般小説 ア行  あさのあつこ | 【2006-03-09(Thu) 21:37:06】 | Trackback:(0) | Comments:(0) | [編集]

NO.6 #1 あさのあつこ

No.6(#1)


YAエンターテイメントという児童書的新ジャンルの本。
児童書は子供っぽく思えてきて、でも普通の小説は難しそう。
というような子をターゲットに展開しているらしいデスネ。

大人が読んでも十分通用しますネ。
ってゆーか、どこまで広い層をターゲットにしてるんだ。
「セックスしたい云々」
という台詞が普通に出てきます。
小学中高学年から中学生くらいを対象にしてるだろう、と思ってたからお姉さんビックリ。

世界観設定も意外なくらいハードボイルド的で硬質。
鉄くさいカッコ良さがありますネ。
子供だけに読ませるなんてモッタイナイ(本気)

そして、邪道読みの女子には持って来い、な内容であります。
そんな感想を求める方は反転して読んでネ。

やっぱネズミ×紫苑デショ。
ネズミは紫苑を守るために、紫苑の安全をコッソリ見守っていたんですヨ!
これを愛と言わずしてなんという。
おまえはストーカーか。

しかも、子供の時は紫苑の方が背が大きかったというのに、
大人になったらネズミの方が成長していたというのも
オイシイじゃないの。
しかも、それを嬉しそうにネズミが言うんですヨ。ウハハ。

力もネズミの方が強くて、腕を押さえつけられた紫苑は身動きが取れないのですヨ。
これでもか、というくらい邪道読み女子の魂を揺さぶられます。
ってゆーか、思いっきりターゲットにされてますがな、私。

というわけで、♂×♂で妄想したい腐れ魂を常備した私は
思いっきりノックアウトされました。



とにかく、コバルト・スニーカー・ビーンズあたりが好きだったら読んで悔いなし。

もともと、同著者の「バッテリー」という本を読んで、それがおもしろかったので手をだした本作。
いつもの如く「深読みできるよ」という情報を仕入れ読むにいたりました。

最近では近未来チックなものに惹かれがちだったのもあって、
今、このときに出会えた運の良さに感謝感謝。
ハードカバーじゃないから寝転がって読んでも手は疲れないし、
字が大きいし、硬質な雰囲気のわりにヤングアダルトのためか、
分かりやすい説明で雰囲気小説になっておらず、文章の破綻もないから本当に面白いです。


一般小説 ア行  あさのあつこ | 【2004-10-02(Sat) 21:23:44】 | Trackback:(0) | Comments:(0) | [編集]

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