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藤木稟 バチカン奇跡調査官(4)千年王国のしらべ

バチカン奇跡調査官  千年王国のしらべ (角川ホラー文庫)バチカン奇跡調査官 千年王国のしらべ (角川ホラー文庫)
(2011/07/23)
藤木 稟

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「僕は結構、君のことを何も知らないんだ」
ロベルトが呟くと、平賀は赤い顔をして「そんなことありませんよ」と言った。


な に が あ っ た ! ?

もー萌えすぎるー。
ロベルトも平賀もかわいすぎる。
お互いを好きすぎるでしょ。

とりあえず謎の方は、なるほど禁じ手でした。
禁じ手を使われたことが返って怖かったー。
けど、こういうの好き。
理論的にミステリーを読みたい人にとっては少し納得いかないかも。
私は雰囲気・物語・登場人物を読むのが好きなので、現実と嘘を証明できない浮遊感(?)がよかったです。

先日5巻が出たね。
はやく買おうっと。
楽しみなシリーズ小説。

乱読せずに気に入ったシリーズ&作家さんとじっくり付き合っていくのが今の私に合ってるので、
このシリーズとも最後まで付き合えたらいいなーと思います。
そして最後はまだまだ先だと思いたいです。
それくらい楽しく読んでます!


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一般小説 ハ行  未分類 | 【2011-10-26(Wed) 12:38:56】 | Trackback:(0) | Comments:(0) | [編集]

東川篤哉 謎解きはディナーのあとで



【好き】
笑える度 ★★★★★
キャラ萌え度 ★★★★★
ミステリー度 ★★★☆☆


『お嬢さまの目は節穴でございますか?』
のポップにまんまとハマって読みました。

期待以上に笑ったぁ。
1ミステリーごとの短編なのでとっても読みやすい。
ミステリーに苦手意識がある人やラブコメ好きにもおすすめです。
(ラブの部分は想像力でカバー)

執事×お嬢様が王道っぽいけど、風祭×お嬢様も割れ鍋に綴じ蓋カポーで案外いいんじゃないか。
もしそうなったら、事実上影山が影の権力者になりそうね(笑)
風祭家か宝生家になるか知らないが、風祭&お嬢だけにお家を任せると財閥崩壊するわ。

読書メーターを見ると本屋大賞に選ばれたからか、かなり評価がわかれている。
あまり小説を読まない人におすすめという感想が多いです。
やだ、私ったらブログのタイトルが恥ずかしいじゃないのっ(笑)
たしかに人と比べたら小説読まない自覚はあります。
その上に、好き嫌いがハッキリしてるから読む本をえり好みしてるし。

この小説は、私の苦手な「切ない痛さ」がないから好きです。
事件を起こした人の湿りッ気100%の独白がないのが特徴。
1つ1つの事件をサラッとドライに通り過ぎていくお嬢さまと執事(影山)が素敵です。

影山のセリフ同様、スパンスパンと切れ味よくすすんでいく。
影山はもちろんお嬢さまも風祭も主要人物みんな躊躇なく言いたい放題。
つゆほども人の気持ちや思惑を考えずに、自分の主張をする。
そんな彼らはいっそ気持ちいいほど爽やか。

ミステリーらしい「人間とは犯罪とは」的な雰囲気は一切ない。
「ただ何も考えずに楽しみたい」という欲求を充分に満たしてくれた小説でした。
ドラマ化しないかなあ。
シリーズ化したらいいなあ。

「花嫁は密室の中でございます」が1番好きです。
人が死なないミステリーの方が作品のポップさも相まって平和で面白いんじゃなかろーか(笑)

さてと、執事がでてくる本を探すとしますか。




一般小説 ハ行  未分類 | 【2011-06-08(Wed) 12:39:35】 | Trackback:(0) | Comments:(0) | [編集]

藤木稟 バチカン奇跡調査官 闇の黄金

バチカン奇跡調査官   闇の黄金   (角川ホラー文庫)バチカン奇跡調査官   闇の黄金   (角川ホラー文庫)
(2011/02/25)
藤木 稟

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【好き】
邪読み度 ★★★★★
オカルト度 ★★★★☆
前巻読まないとわからない度 ★★★★☆


背表紙がかっこよくてTHORES柴本さんの絵とぴったり合うので、角川ホラー文庫での文庫化は嬉しいです。

2巻は単品でも問題なく読めたけど、3巻は2巻を読んでからにしましょう。
でないと、ラストが唐突すぎる。
ねえ、ジュリア司祭さま。

THORES柴本さんにマンガ化してもらいたいほど、視覚的で楽しい。
ナイト・シャマランに映画化してもらってもいい(笑)
ナイト・シャマランの「ヴィレッジ」のようなイメージで読んだ。
オカルトなネタは大好きです。
とはいえ、見事に理論的に論破されるのですが。
私の理解力が足らず、だれか図解して説明してー、と思う部分もあったけど、ま、それはあまり問題ではないです。

邪読みとしては、なんか以前よりも仲良し度あがったよね。
二人のパートナー関係って、邪読み小説の中じゃあまりないタイプじゃないかなー。
べったり共存関係でもがっつりライバル関係でもなく、お互いを思いやりつつ尊重しつつひっそりと感謝しつつ。
静かでほんわかといい感じ。
きっと年をとっても変わらないんだろうな、と想像できるような。



一般小説 ハ行  未分類 | 【2011-05-23(Mon) 15:34:12】 | Trackback:(0) | Comments:(0) | [編集]

藤木稟 バチカン奇跡調査官(2) サタンの裁き


2009年08月 角川書店 1,575円
★9/10

久々の藤木稟さん。
朱雀以来かなあ。
黄泉津比良坂まで読んだかどうか。
高校時代に読んだのであまり覚えてないけど、ハーメルンは好きだった気がする。
当時は、一般小説に足を踏みいれたばかりの上に一人称じゃないと読みにくく感じていたから、今読んだらもっと違った感想を抱くかも。
また読んでみようかなあ。

藤木稟さんの小説を再び手にとったのは、「妄想日和」のうれしの。さんの感想文で興味を惹かれたから。

なのに、うっかり2巻から読んでしまいました。
全然問題なかったから良かった!
期待どおり、邪道読みにはもってこいでした。

そして、高校時代にどことなく苦手な文体だったのが、とても読みやすく感じました。
わたしが大人になったのか、藤木さんの文体が変わったのか。
どちらにしろ好みです。
とてもスッキリと文章がまとまっていて、背景描写がわりと濃く描かれている。

教会は好きですが、BLで取り扱われるそれらは圧倒的に苦手なものが多いのです。
ところが、この本はとてもいい感じ。
(あ、これBLじゃなかった!)
にわか分析ですが、たぶん「教会の雰囲気を感じる」ことができたからなのかなと。
気づいていた人もいるかもしれませんが、わたしは背景萌えなんだと思います。

ロベルト×平賀でいいと思います。
ジュリア→平賀←ロベルト(無自覚)
とかでいいと思います。
ってか、平賀好かれすぎ。




一般小説 ハ行  未分類 | 【2010-06-02(Wed) 15:55:28】 | Trackback:(1) | Comments:(0) | [編集]

響野夏菜/本田たまのすけ 今夜きみを奪いに参上!-紅の宝玉-


2007年12月 集英社/コバルト文庫 540円
★7/10

「空の旅団」盗賊のキーワードにひっかかって買いました。
やっと、読みおわった。

面白くないわけではないけれど、文章のリズムがあまり合わなかったようで、なかなか進まず。
それに、挿絵のかわいらしさに反して、予想以上にシリアスな内容でした。
家族からの巣立ち。
この春独り立ちします! なんて方には、とても勇気づけられて共感できるのではないかな。

きっと次巻から、期待してる爽快感やスケールの大きさが出るのかなあ。

あとは、表紙から見てなるはずないけど、アナベラスとくっつけばいいのに。

一般小説 ハ行  未分類 | 【2010-03-30(Tue) 15:11:39】 | Trackback:(0) | Comments:(0) | [編集]

シメール 服部まゆみ


★6/10

えっと・・・再読でした。てへ。
以前かりた時にちゃんと読んでいたけど、感想を書いてなかったみたい。てへ。

後味が悪すぎて、きっと内容を忘れたかったに違いない。
形あるものが壊れていく過程を書かれているようでした。






一般小説 ハ行  未分類 | 【2007-12-27(Thu) 13:02:26】 | Trackback:(0) | Comments:(0) | [編集]

ルート225 藤野千夜

ルート225 ルート225
藤野 千夜 (2004/12)
新潮社

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★8/10 (ネタバレ)

オチがない!
むしろ、前半で既にオチてる!

まあ、それはたいした問題じゃなかったです。
だって元の世界に帰るか帰らないかなんてどうでもよかったんだもん。
姉弟がこの世界に順応していくのか、反発していくのか、どう折り合いをつけていくのか、そしてなんといっても注目は姉と弟の会話。
読んでる最中は弟が可愛いこと可愛いこと。
それを足蹴にする姉が可愛いこと可愛いこと。
ほほえましいったらありゃしない。
このね、姉である主人公の弟に対する接し方で、あたしが育ててやってるのよ感というか生意気とか思ったりキモイとか思ったりして時々可愛がってるところとか見えちゃったりして、本当に楽しいです。兄弟スキーとしては!
そしてマッチョがかっこいいこと(実際はかっこよかあないが)




一般小説 ハ行  未分類 | 【2007-05-16(Wed) 19:02:47】 | Trackback:(0) | Comments:(0) | [編集]

しゃばけ 畠中恵

しゃばけ しゃばけ
畠中 恵 (2004/03)
新潮社

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★8/10

小気味のいいライトなテンポに、ほのぼのとした妖怪&主人公。
二度読みですが、以前読んだときは、妖怪退治の話かと思ってたから、死にかけの主人公と親ばかな妖怪になじめずいまいちピンとこなかった。
だけど、やっと再読にてしゃばけの面白さがわかりましたよ!!
先入観を持って読んじゃいかんという教訓ですね(笑)
もっともっと読みたい。
なるほど、これはシリーズ化されるはずだわ。
しゃばけサイトの方にもお邪魔したんですが、想像以上にかわいらしいキャラ絵に、心の骨もめろめろにとけちゃいました。
さっそく壁紙をダウンロード。
今、一太郎が寝ているほわわんな壁紙にしています。
ところで、本の感想は……いい意味で万人受けするタイプです。
読みやすいのに、ちゃーんとお江戸の生活がわかるし味わえる。
しかも出てくる妖怪もなんだか可愛くて、おもわずうちにもいないかなあなんて思っちゃう。
そして一太郎の性格の気持ちのよさったらありません。
死にかけてるのに、めっちゃ男気があって素直。
でもやっぱり寝込むんだけど(笑)
なんか、幸せになれるよねー。





一般小説 ハ行  未分類 | 【2007-02-16(Fri) 11:31:21】 | Trackback:(1) | Comments:(0) | [編集]

風転 花村萬月


★6/10(ネタバレ)

花村さんの小説はやっぱ重いわ。
花村節が心に詰まって苦しくなっちゃう。
内容が重厚とかいうんじゃなくて、精神的な面で嫌な部分が引きずられるから読んでる途中から既に胃もたれが…(笑)
色々とアレな感じで色々と鼻につくんだけど、色々と萌えたからいいかなーなんて。
鉄男とヒカルの関係はいやはやいやん。
実は重過ぎて耐え切れずに、思いっきりとばし読みしてしまいました。ごめん。
もちろん拾ったのは鉄男とヒカルの部分だけど。
だってぶっちゃけ、真面目に読んでたら3日間は立ち直れないと思った。
それでも二人の関係は余すことなくうはうはです。
いつやっちゃってもおかしくない(笑)
最後の最後まで良かった。
最後、良かった。
読む展開でなにがダメって裏切りがダメで。
本の物語中で、私の心としては裏切りは万死に値するというか、裏切るくらいなら裏切らずに死エンドがいい(苦笑)
つまり、風転の最後は、あっけないながらも最後まで鉄男とヒカルが仲良しさんだったから読了感も悪くないんだね(笑)

あと、十年後か十五年後くらいに読み返したいと思います。
今の私には、全部を読むには重過ぎる。



一般小説 ハ行  未分類 | 【2006-12-29(Fri) 00:10:21】 | Trackback:(0) | Comments:(0) | [編集]

黒冷水 羽田圭介

黒冷水


本読みとしてあるまじき行為をしてしまったことに懺悔。
たまにこういうことをやらかすんですわたし。
ええわかってますとも。こんな読み方で感想を書くとはなんたるふとどきもの。
でも面白かったので、きっといつか読み返すとおもいます。
ただ、いつ読み返すがてめえごとながら不明ですので、とりあえず感想。

なんのことを言ってるかというと。最初の数ページを読んで中の数ページ数ページ数ページをとびとび読んで最後の数ページ読んで、なんとなく理解してしまった気になっているということなのです。ごめんなさい。

で、感想感想。

邪道も邪道な読み方をしたおまえが何をいうとつっこまれても、返すお言葉もありませぬが、どのページを読んでも面白いでしたよ。
切り取り切り取りどのページを読んでも本当に面白くて、多分、立ち読みでぱらぱらとめくったならその場で没頭しそうなくらいひきつけられました。
ならば、なぜ没頭しなかったのかというと、お風呂に入りながら読んでたので、ちょっとその都合でして。
今もパラッとめくってドラッグ部分をひろって読んだら不覚にも涙が。
弟君が部屋アサリしているところをビデオで見せられた部分とか、身の毛もよだつほどの恐怖。
こわー……。ありえなくない、ありえなくないよ、これ。
家族内だと暗黙の了解があるじゃないですか。これ、ないのよ。
越えちゃったもんだから、怖いんだ。
プライベートというのは、相手の知って知らぬふりから出来ているものでもあるのだなあ。

では、ヨコシマ読みとしての感想をば。
兄×弟で。
やはりそれか!って感じですが、やはりそれです。
弟の口調がかわいいんだな。なんだか。やっぱり末っ子だもん。甘えっ子だもん。
憎み合いを憎み愛に変換できる腐女っ子ならば、問題なく作者の意図としていない行間を読めるはず。

オチあります。
そのオチが精神的にもオチますが。
作者さん、けっこう醒めた人なのかしら、って思ってしまったわ。
「冷めた」じゃなくて「醒めた」の方ね。
どこまでも現実。
死ぬまで終わりがない現実。
そして最後の行に対して怖いのと同時に納得。
最近ちょーど、とあるニュースを見て、被害者が死んでしまったと聞いた瞬間に加害者が泣き崩れたというのを聞いて、考えてたのよね。
人が亡くなったと知ってすぐに涙が出るかしら。と。
いや、これは自問自答しているのだけど、今でも。それに人それぞれだから、なんともいえませぬが。
近しい人とほぼ他人とじゃ比べようもない問題だし、ましてや加害者と被害者ならばねえ。
で、チラッと意地悪な見方をしたわけよ。
「被害者が死んだってことは罪状が殺人になっちゃうわけだから、それで自分の未来に対して泣いたのでわないのかしら」
そんな疑惑をこの本で最後に上手く使ってあって、おお、とな。
ホラーだよ。怖さがホラーの怖さだよ。幽霊よりもゾンビーよりも生きてる人間がホラーだよ。
人間が一番怖い生き物ですね。って話でした。え、違うか。いやいや、そうだよね?

おすすめ。部屋漁りをしている弟妹にこの本をプレゼントしたらぴたりとそれがおさまるかもしれない。プレゼントされたほうが恐怖だよ。




一般小説 ハ行  未分類 | 【2006-09-30(Sat) 22:06:14】 | Trackback:(0) | Comments:(0) | [編集]

イグナシオ 花村萬月

イグナシオ イグナシオ
花村 萬月 (1999/02)
角川書店

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なんていうか、教護施設である修道院を脱走し、新宿歌舞伎町へたどり着いても、イグナシオはイグナシオだった、という話でした。
どこを切ってもイグナシオ。
なにをやってもイグナシオ。
なるほど、こりゃ題名が『イグナシオ』になるわけだ……という、妙に合点のいく内容でした。
花村萬月本は”匂い”を感じますな。
生活臭を感じる。少しすえたような酸っぱい感じの匂いを感じました。
体温とかネットリした感じとかいう五感を感じさせる内容。
ストーリーはちょっと好きじゃありませんでした。
邪推読みをするにはもってこいな設定や登場人物が満載ではあるんだが……。
イグナシオに欠片も感情移入をするどころか、心理状態をくみとることができずに、どう邪推読みで扱えばいいのか困惑するほどだったもんで、逆に邪推読みが出来なかった。残念(笑)
イグナシオが恐ろしい、この一言につきますな。
めちゃめちゃ冗談が通じないんだもん、この子!
ホラーやサスペンスより怖い本だった(笑)

というわけで、これを読み終わった今、当分は花村本を休みたいと思います。
花村本ばかり読んでると、完璧に消化不良起こすわ(どちらかといえば称賛してます)



一般小説 ハ行  未分類 | 【2006-05-28(Sun) 21:43:38】 | Trackback:(0) | Comments:(0) | [編集]

ブルース 花村萬月

ブルース


暴力も愛。セックスも愛。ブルースも愛。
つまり、そういうことかな、と。
こっれも愛 あれも愛 たぶん愛 きっと愛♪ ってなもんです。

村上と綾が嫌いで参った。
主役なのにね。
恰好良すぎるんだもん。みんなが綾に惚れる。みんなが村上に一目置く。
それぐらい2人は『択ばれた人』なのね。

感情移入をするならば、徳山だったりサチオだったり。
選ばれなかった人たち。
切なくて切なくて切なすぎて、村上と綾に苛立ちを覚えるという仕組み。

村上がね、むかつくのよ。
優しさを勘違いしてる男っぽくて。
さっさと徳山さんの気持ちにケリをつけてあげれば良かったのに!と。
実際、自分の自尊心を満足させるために、馴れ合った感じがあるじゃないのよ。
しかも、カナリヤだなんて茶番じみた暗号を残して、粋がっちゃって。
挙句の果てには、徳山に復讐だといって決着をつけようとする。
徳山を殺すことが「試練だ」「やっと大人になれるんだ」と自分の都合のいいように解釈する。
こういうね、周りから振りまわされてる被害者面して、誰よりも周りを振りまわしてる人が心底きらいだわ。
そして、ひっそりと周囲からひとり姿を消すという。
最後まで、自分の尻をぬぐえない。
大人になりたいんなら、徳山を殺すより、ギターを持って綾たちの待つステージに立って、ギターを弾きやがれってなもんです。
もしくは、それが出来ないなら、崔とサチオと徳山の後を追って詫びろ、ですよ。
卑怯だ。ニヒルな男ぶってその場を去るなんてちゃんちゃら可笑しいわ。お前はニヒルでもブルースでもなくただの卑怯者だ。藤木くんって呼んでやる!! ってなもんです。

はあ、はあ、ちょっと激情のままに怒りをぶちまけちゃったわ(笑)

も、ね。絶対に徳山が若くてイケメンだったら、村上の対応はコロッとかわっていたに違いない。
せめて、崔のような若さがあれば、村上は落ちてた。
く・・・・・・悔しい!!
綾のビルを見上げて、「おまえら、獣だよ」とつぶやく徳山なんて、めちゃ泣けますですよ。
村上を一番愛していたのは、綾じゃなくて徳山よ。きっとそうだ。

サチオとかね、も、泣けます。
枕に顔をうずめて泣くシーンとか、胸が痛くなりますもん。
犯人はサチオだという暗号を残したシーンで、村上への怒りがマックスになりました。
それまでは、仕方のない男だなあ、くらいの認識しかなかったのに(笑)


とにかく、ストーリーは面白かったです。

映像化するなら、キャストは誰かなあ。

村上・・・・・北村一輝
綾・・・・・・・土屋アンナ
徳山・・・・・古田新太
崔・・・・・・・森山未來
サチオ・・・松田翔太

私の脳内映像では、こんな感じかなあ。



一般小説 ハ行  未分類 | 【2006-05-17(Wed) 21:42:43】 | Trackback:(0) | Comments:(0) | [編集]

虚の王 馳星周

虚(うつろ)の王 虚(うつろ)の王
馳 星周 (2003/09)
光文社

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『星月夜』は1週間かけてのらりくらりと読んだのですが、『虚の王』は2日で読みきりました。
丁寧に読もうと思っても、ついスピードがあがってしまうほど面白かったです。
そして、非情で冷酷な暗黒小説も、『萌え』の前では無力だな・・・・・・と切なくなるほど萌えました(笑)
邪道読みについては後で書くとして。

この本に対して一番衝撃うけたのが、馳星周さんの写真。
名前のイメージで、頬にかかるほど長く黒い髪に細面の薄幸そうな人だと思っていたら、想像と180度違いましたよ。
っていうか、名前だけでそこまでイメージするか、わたし。

さて、小説の内容はというと、暗黒でした。
登場人物が本当に生きてる感じがするのよね。「いそう、いそう」みたいな。ぶっちゃけいたら困るけど。
繁華街はあまり行かないし、渋谷やら歌舞伎町やら行ったことないし、そういう世界に手を染めたこともないけど、英司は渋谷という街そのものなのだな、と思えた。
渋谷に住むもしくは愛する人が気を悪くするといけないので注釈を加えるならば、あくまで馳さんの描きだす渋谷の街ってことね。
虚の王とは、実は渋谷の街であって、悪魔の囁きやその場かぎりの優しさが溢れていて、自分では手を下さずに虫が自ら飛びこんでくるのを待っている。自分で考えろと突き放しながら悪い方へ誘導尋問。でも、英司は何もしてないんですよ。
おまえらがそうだからおれはこうなったんだ-
というスタンスを貫いているから、全てが人のせい時代のせい。
怖いなあ、と思いました。
大学行って心理学を習おうかな、なんてあたり、寒気がします。や、本当に。

というわけで萌え。
イチオシは隆弘×英司。王道か。
隆弘×千春、隆弘×拓もおいしいです。
意外とノーマルで英司×潤子とかも好きだったんだけどね。
隆弘×英司は、まあ作品の中でも一線越える直前までいったものの、英司がカラッポなのであまり萌えエロさを感じず。
「女に飢えてるわけじゃないしな-(中略)」
「クールだね、新田さん」
「いつまでこれを眺めてなきゃならねえんだ?」
「そうだね、もう飽きたよね-じゃ行こうか」
こっちのやりとりの方が好きかな。
むしろ、隆弘×拓。
頭を冷やせ-拓の声が聞こえる。
こんな関係が好きなのよ。それが拓に再会したことで(英司に会ったことで)拓の声はきえて、頭を常に支配するのは英司の「やられたらやりかえせ」という言葉になるんだけどね。
拓は隆弘のストッパーだったのよ、きっと。

といいつつも、隆弘×英司の方がサービス満点だったので、結局はこっちへ萌え。
面白かった。馳さん、他の本も読ませてもらいます。
っていうか、わたしは代表作の不夜城はいつ読むのか。




一般小説 ハ行  未分類 | 【2006-05-09(Tue) 21:41:45】 | Trackback:(1) | Comments:(2) | [編集]

雪月夜 馳星周

雪月夜


久々のノワール。久々のハードボイルド。
ちょっと読むのに手こずりました(笑)
ぶ厚いですが、問題はそれではなくストーリーが進まない!!
否、進んでいるのだけどドンパチというより裏工作が裏工作をよんで裏工作といった地味な流れ。
テーマはひとつ。幸司と裕司のおかしな関係(ポップだな)
なので、幸司と裕司が修羅場ったとたん一気に読んでしまいました。
だいたい300ページあたりでエンジンがかかったかな。幸司の中で加代子<裕司になったあたりです。
ここからが相当おもしろくて、読み終わったあとは、息を止めてたのかと思うくらいため息が出ました。まあ、小説を読み終わった時は大抵息を切らしてるんですけどネ(入り込みすぎ)
結局、二人は一つだったということですね、きっと。
愛が入り込む隙間がないくらい、互いの憎しみは強かったということですよね、きっと。
そう、猛烈に萌えさせていただきました。
馳星周さま、ごちそうさまでございました。
ラブラブな二人でした。殺しあっちゃったけど。
裕司さんってば、東京がつまんねえのはお前(幸司)がいないからだ、なんて言っちゃって。その後、照れてるし。
敬二を身代わりにしても物足りねえ、なんてどんだけ甘い告白してんのよ、と。
敬二も、裕司と幸司の板挟みで辛いよなんて嘆いてみたり。
最初から邪眼で読んでたので、千夏の自殺の理由に邪道的展開を想像しながら読んでたのですが、当たらずとも遠からずといったオチで「邪道的妄想じゃなかった!!」とひとりガッツポーズをしました。
馳さん、ありがとう。これからもよろしく(馳さんの他の本も読むつもり)
そして、萌えたい女の子たち、自信を持っておすすめします。甘さはいっさいありませんが。



一般小説 ハ行  未分類 | 【2006-05-07(Sun) 21:41:07】 | Trackback:(0) | Comments:(0) | [編集]

皆月 花村萬月

皆月


花村萬月ときくと、あの坊主頭を思い出して、どうしても手にとれない作家でした(笑)
しかも、先入観からエロが多い話を書く人だと思っていたので、なかなか手にとれず。
でも、兄弟物ダヨーという噂を得て、勇気を持ってゴー。
ちなみに兄弟とは言っても、義兄弟(妻の弟)の関係なんですけどネ。

読みました。
面白すぎて本当にほんっとーにビックリした~。
花村萬月のイメージが思いっきりひっくり返されましたヨ。
久々にハードボイルド小説を読んだせいもあるけど、水を得た魚みたいな心になりました。
やっぱ、ハードボイルドいいわぁ。

内容は、妻に「みんな、月でした。」と書置きされ蒸発された夫の徳雄、ヤクザにもカタギにもならずに微妙なバランスで生きているアキラ、ソープ嬢の由美の成長物語。
暴力にエロと色々ハードな展開ではあるのですが、不思議と全体的に爽やかな小説です。
ひたすら徳雄とアキラが仲良かったからかなぁ。
徳雄ってアキラの精神安定剤っぽくて、その関係が良かったー。
ぜったい徳雄が一押しすればアキラは落ちるのに(笑)
アキラがメチャクチャなのに素直で純粋で可愛いんですよ。
っていうか、私も頭が腐っている妄想フィルターのせいかもしれませんが(笑)
なんだか、登場人物の誰も甘えてないのに、みんな甘えて寄り添って生きてるんだナァみたいなですね。
本当に気持ちの良い小説でした。
なにより実子(我孫子)がかっこよかった。
これに出てくる登場人物の中で一番普通というか男らしい。
本物のヤクザなのに、一番人間らしいというか、そのアベコベさが更に面白かったー。
こんなにモテル徳雄が素敵。
ソープ嬢もヤクザもアキラも何故かアウトローに好かれる普通のオッサン徳雄(笑)
ラストはアキラのしたたかさにニヤリ。
そして、徳雄の成長にニヤリ。

もうね、何から何まで面白かったので、言葉がでませんですよ。
捨てエピソードがないくらい、隅から隅まで面白かった!!
ブワーを情景が浮かんで、脳内で映像化されてました。
これ、映像で見たいヨ!と思ったらもう映画化されてたんですネ。
これは何度も何度も読みたくなる本だと思います。
図書館で借りて読んだ本(単行本の方)なのですが、改めて文庫を買います。
はんぱなく好きだわ。
かなりかなりかなりかなり好きです。
今年は始まったばかりですが、今年の小説の5本の指に入ります(笑)
映画はエロが多いようなことを聞きましたがどうなんでしょう。
キャスティングはいい感じなんですがー・・・。

やっぱハードボイルド小説はいいデスネ。
花村萬月本、他にも読んでみようかしら。




一般小説 ハ行  未分類 | 【2006-02-05(Sun) 21:35:31】 | Trackback:(0) | Comments:(0) | [編集]

少年と少女のポルカ/藤野千夜

少年と少女のポルカ 少年と少女のポルカ
藤野 千夜 (2000/02)
講談社

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 同性愛が出てきて、内容も面白いヨとの情報を得て読むことを決めました。
 文学小説だとゲイや「間違った身体に生まれた」といって女性ホルモンを注射する子や電車が怖くて乗れない
 女の子が登場するとほとんどが悲しい結末か、突き放した終わり方だったりするんだけど、これは違いました。
 最初のトシヒコの言い分からして面白い。
 自分がホモということを悩むより好きな男のことで悩んだ方が希望が残る
 ってゆーコザッパリした思考回路がすごいハマリました。
 登場人物がどこまでも自分に肯定的なのが爽やかで好き。
 トシヒコの無礼者で楽天家な感じが良いの。
 好きなオトコは違うクラスで知り合いにすらなれてないのに
 いつかリョウ(トシヒコのラブな人)と仲良くなれる
 とか信じてる。どこに根拠が・・・と右手ツッコミしちゃうわよ。
 そして、とあるキッカケでリョウとトシヒコが仲良くなるわけなんだけど、ラストでトシヒコは
 でももうそれだけ(友達)じゃ嬉しくないのだ
 で締めくくるあたりプッと。
 ト、トシヒコが進化してる~!!
 それが面白くて、読了感が良かったのかもしれん。
 どこが面白いってゆーより、トシヒコとヤマダのひょうひょうとしたところが好きやったかな。



一般小説 ハ行  未分類 | 【2004-11-14(Sun) 16:27:10】 | Trackback:(0) | Comments:(0) | [編集]

一八八八 切り裂きジャック/服部まゆみ

一八八八切り裂きジャック 一八八八切り裂きジャック
服部 まゆみ (2002/03)
角川書店

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 脱帽。こんな小説を待っていました。
 769ページという分厚さに敬遠される方も多いでしょう。活字中毒者ならば喜ぶかもしれない。私は喜んだ。
 しかし、実は最初の40ページで3回挫折しました。ごめんなさい。
 でも、最後まで諦めないで良かった!!

 ミステリーというジャンル括りが正しいのかもしれないけど、個人的に耽美小説でオススメしたい。
 もしくは主人公の柏木薫の成長物語と言えなくもない。

 周りの登場人物も全員魅力的に描かれていて、砕いていうならキャラが濃ゆい。
 王子の奔放さと怠惰さや、友人の鷹原の美貌と口説き、エレファント・マンの容貌と知性、卑屈な優しさなどなど。
 それだけじゃなく、イギリスの気候、濃霧、馬車の音、マントを翻す様子など、
 まるで映像が映し出されているような描写で、思いっきり19世紀イギリスにトリップしてしまいました。

 萌え要素は驚くほどたくさんありましたわよ、奥さん!
 希望としては鷹原×{(×エディ)(スティーブ×)}柏木(×ドルイット)という図式でどうですか!?
 鷹原は柏木にラブだけど言えなくて、柏木に似ているエディで手を打ったのですよ。
 そして、柏木は鷹原のいる安心感に頼りつつも、刺激的なスティーブに惹かれつつドルイットも気になる、みたいな。
 どうよ。(何が)
 もうね、鷹原は柏木がエディやドルイットに似ていることを良いことに
 「可愛い男(ドルイット)」「可愛いエディー」
 と言いながら柏木にアピールしてるじゃんか!
 いや、確か直接本人にも言ってたな。「童顔で可愛く品の良い顔だよ」って。
 なんで、そこで気付かないんだ柏木!!
 そんなぼんやりだから、スティーブみたいにちょっと強引な人が相手だと何度も唇奪われちゃったりして。
 それも可。それも可だよ、柏木くん!

 まぁ、それはともかく服部まゆみの何が好きかというと、萌えられることも重要なファクターだったりするんだけど。
 それだけじゃなく耽美的なストーリーと、見えてるかのような描写力だったりする。
 そしてそれと同じくらい、最後の救いが好きなのよ。
 悲しげで読むことを後悔するエンドの後に再びエンディングがあってホンワカしてしまう。
 すごい力量とゆーか、おちゃめとゆーか(笑)

 そのせいで、私はスティーブは生きていて、鷹原と柏木のラストの会話の時に別室にいたりなんかして
 とかゆー妄想にまで発展したよ。全く。アホか、わたしは。
 妄想は続くよ、どこまでも。
 それにしても、柏木がスティーブを閉じ込めたことは衝撃的だったわ。
 むしろ右手ツッコミで笑った。
 柏木と鷹原はジジイになっても一緒にいるんだね。ってゆーか、一緒に暮らしてそうな雰囲気が満載。
 むしろ「奥さん」じゃなく「ばあや」が出てきた時点で二人は既に夫婦関係にあるとみてもいい。

 ついでに普通の人らしい感想を述べれば、鷹原は猫や犬を可愛がるサマが可愛い。 読みながら犬猫に触りたくなった。
 なんか、色々おいしすぎてたまりません。服部まゆみ万歳。
 今年のベストブックスかもしれません(買ったのは去年だけど)

一般小説 ハ行  未分類 | 【2004-09-09(Thu) 16:30:05】 | Trackback:(0) | Comments:(2) | [編集]

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