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恋のトビラ 石田衣良/角田光代/嶽本野ばら/島本理生/森絵都


★5/10

思うんだけど、どうして恋愛小説の女主人公って醒めた人間が多いんだろ。
恋に狂ってても「恋に狂った私」と客観的に見つめている。
私にはどう転んでもありえない女たち。
そんなかっこいい恋愛したことないもん。
私なんて、かっこいい自己嫌悪やかっこいい間違いなんて髪の毛先ほども経験したことなくて、きわめてみっともない失敗や土に埋まりたいほどの恥ずかしささらしながら生きています(現在進行形)
好きな人の前でおならしちゃったよ!しかも止まらなかった!
好きな人に見栄はっちゃったよ、しかもばれた!しかもつっこまれないで温い目で見られた!!
っていう・・・・・・ああ・・・・・・ああ!!
そのせいか、醒めてかっこいい女性たちの恋愛ストーリーにはまったく共感できない。
中学生のころ、山田詠美さんの「僕は勉強ができない」を読んだせい。
再び恋愛小説を読んでみようと思いたち、やめればいいのに山田詠美の「放課後の音符」に手をだして恋愛小説を徹底的にさけるようになってしまったのよね。
ばかね。
私の読みたい恋愛小説ゾーンがかなりせまいので、探すのが大変。
というわけで、恋愛小説がつまった短編を読んでみました。
結果、どの主人公もみんな大なり小なり醒めてました。
あーれー?
でも短編のおかげでけっこう楽しく読み終わりました。

ドラゴン&フラワー(石田衣良)
私なら100%片桐くんを選ぶね。

卒業旅行(角田光代)
これけっこう好きだった。
羊子はうじうじしすぎて共感できなかったけど、羊子ががんばって一歩ずつ歩き出そうとしているなら私もがんばれる、とか思う。
ヒラタさんのセリフがいちいちいい。
「知らない町も一日歩けば少し知ることができる。二日歩けばもう少し知る。三日あるけば、もう自分ちの近所と変わりないよ」
「ホテルの窓から外を見ればいいんだよ。一日じゅう外を見ていれば、そこが自分の家と違う、ぜんぜん知らない世界だってことがわかるよ」
「動けなくなったら、目を見開いてただ見るんだ。ずっと見ていると、そこは知った場所になる。知った場所になれば、どう動き出せばいいかがだんだんわかってくる。何があってもおれらはなんにもなくさないってことが、わかってくる」

恋愛小説というよりも、出会い小説って感じだったな。

Flying Guts(嶽本野ばら)
心の声がデスマス調かよ!とつっこんでみた。
デスマス調じゃなかったらけっこう好きだったと思うんだけどなあ。

初恋(島本理生)
読んでみたかった作家さん。
が、これはダメだ。
最初のは、あ結構おもしろいかも。と思って読んでいたけど、ラストが痛かった。
ビジュアルバンドの歌詞っぽいクライマックスで(ただのイメージ)、うーん・・・。
いっそ先輩の行方は知らなくていいや、と思った。
うん、知らないままの方がロマンチック(笑)

本物の恋(森絵都)
ピンときた(笑)
私は「私」よりも「僕」が主人公の森絵都本が好きなんだと思う。
女主人公の森絵都本を2冊読んだことあるけど、男主人公にくらべ女主人公は醒めすぎてるような気がするんだなあ。
そんな醒めた女の子が主人公だったけど、この小説はわりと好き。
まあ、内容が内容だから。
「じつは結構、ほれっぽい」
コンクリートの地面に膝をつき、背をかがめ、両手も地に投げだし、そして彼は泣きだした。盛大に涙を吐きだし、大声で嗚咽し、鼻水まみれになって泣いた男が再会したときに照れながら言った言葉。
なんてかわいい男なのかしら。
無理は承知で、この男が主人公の物語が読みたいです。ええ、心の底から。


そんな感じでした。
このアンソロジーの中では角田光代さんのストーリーが一番好きだった。
まあ、恋愛じゃないし(笑)
続いて森絵都さん、次に並んで島本理生さん・嶽本野ばらさん、で最後に石田衣良さん。
ひとつ言えるのが、恋愛小説ではクールになりたくないし泣きたくない。
んだと思います、私の好みが。





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本 その他 小説アンソロジー | 【2008-09-10(Wed) 21:59:07】 | Trackback:(0) | Comments:(0) | [編集]

初期の白樺派文学集 明治文学全集76

明治文学全集〈76〉初期白樺派文学集 (1973年) 明治文学全集〈76〉初期白樺派文学集 (1973年)
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この中に入ってる日下言念(シン)の『給仕の室』を読んだわけです。
どこのエロBLか!!?
びっくりしました。
まったくもってあなどれないな、明治文学!

まあ、これは読めばわかる(笑)
感想文になっちゃいないが、とにかく読めばわかる。

それにしても、収録されていた里見弓享の「君と私と」
これは、志賀直哉をモデルにして書いたものらしいですが、おなじこの文学集に志賀直哉自身が「モデルの不服」として反論しています。
志賀直哉、小せえ男だな!(笑)
っていうか、こうして読むと、日記のような小説が多いんですよね。
回想というのか。
それを、またそのモデルとなった作家が反論したものを作品となっていたり「そんなこともあったね」的な内容が作品だったり。
なんじゃ、こりゃ。
小説家たちの手紙代わりかよ!とつっこんでみた。
そこがすっごく楽しいんだけど。
こうなると、確かに作家に対して研究しがいがあるわね。
なるほど、昔の作家の小説の後ろページに作家の年表とかある意味がわかった。
あー、面白い。面白すぎる。
思いがけず、志賀直哉が子供っぽい性格で面白かった。
かわいいなあ(笑)
そんなに必死に反論するなよ、って感じで。





本 その他 小説アンソロジー | 【2007-07-06(Fri) 17:29:45】 | Trackback:(0) | Comments:(0) | [編集]

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