ALEXANDRITE(2)〜(4)完 成田美名子 

  
★8.8/10

や、おもしろい。
これ読むと、1日がんばろうと思えます。
一番共感した言葉は、
正直言うとな、どんなに真剣に考えて出した答でも
やっぱり後悔するぞ


レヴァインもレヴァインパパも、「今の選択をしてなかった自分」というのが常につきまとうタイプの人間なのね、きっと。
私も少し前までそうだったので(きっとこれからも何かを選択し続けていく限り、「いたかもしれない自分」に悩まされたり後悔したりする日々はあるんだろうと思うが)、彼らの言葉に共感できます。
そういうことを私が言葉に出すと、本当に暗くジメジメした雰囲気になるんだけど(苦笑)、この漫画はサッパリと夏の涼しい木陰のようなホッとする爽やかさで描いています。

それぞれが答えを模索し答えを出す・見つけるというよりも、模索する中で今を受け入れること今の自分を認めることによって一歩を踏み出す。
その無理のない一歩がいいなと思いました。
そして、その無理のない一歩なら、私にも出来るかもしれないという希望。
だからきっとこの本を読むと、1日がんばろうと思えるんだと思います。

欠点だらけの自分 でも いつでも一生懸命だった
自分を嫌いにならないために おれは闘い続ける


それよりもこの漫画は効きます。
難しいことはなにも描いてない。
この漫画を読むと、外に出て友達と会ったり何かを始めたくなったりします。
成田美名子さんの漫画、全部読んでみたくなりました。



ここはグリーン・ウッド(再読) 那須雪絵 

     
★10/10

明日、地上派深夜にこの漫画のドラマが始まります。
というわけで、久しぶりに読み返してみました。
私が持っているのは単行本の方です。

読み返しても面白い。
昔は完全にすかちゃんたちの立場で読んでいたのに(といっても、読んでいた当時は高校生よりも若かったけど)、今じゃ蓮川兄&すみれちゃんにも心を寄せられます。
柱のところに「やおい」話がチラホラ出てきたり、藤掛と渡辺の「やおい」がでてきたりしてたけど、当時は理解してなかった気がするわ。
なんとなく「あやしー!」と思って読んでたような気がするけど。
なんていうか、年月を経て読み返すと、理解度が深まりますね(笑)
でも、この程度の「やおい」が好きかもしれません。
主軸が「やおい」にないのが好きなのかしら。

寮生活のこと中心の話だという記憶しかなかったけど、意外とオカルトが多かったこととか兄弟の話もあったとかいうのも思い出しました。
蓮川兄とすかちゃんの関係が愛しいわ。

単行本4巻で、「本日最高気温は34度」とありましたが、気温も変化してきたなあとシミジミ。
今じゃ、36度とか真夏日はフツーになってるもんねえ。
どんだけ昔の夏は過ごしやすかったんだっ。
ちなみにこの4巻には、藤掛と渡辺の出会い編が載ってます。

意外と名言が飛び出したりしています。
如月弟が家出してきて、その時に如月にすかちゃんがいった言葉。
守られてばっかりいたら弱くなるのはあたりまえだろう!!!
他人はやっちゃいけないことなのに、おまえがやらなかったら誰がこいつを泣かすんだよ!

6巻では蓮川兄が誤解されていることにすかちゃんはジレンマを感じ蓮川兄に訴える言葉。
仕事とか・・・見た目とかすぐ見えるとこでわかんなかったら、おまえがどんな奴かなんて他の奴にはわかんないんだぞっ・・・!!
とかね。
愛が深い漫画だなあ・・・と思いました。
かわいい大好きと相手を思うのと同じくらい「みんなから愛される人間になってほしい」っていう深い愛情が伝わるわ。
当時の私にとっても無意識に「兄弟」ものを好んで読んでいたのかも(笑)

ちなみに、光流×忍派です。
蓮川兄×すかちゃんでもいい。
藤掛×渡辺はガチですものね。


当時読んで今読み返す前までに、一番印象に残っているシーンはすかちゃんが寮長になるシーン。
「こういうやり方もあるんだよ」
と光流がいうシーンがすごく心に残っています。
このシーンによって、「やり方は色々とあるんだなあ」と学んだものでした(笑)

というわけで、読み返してみても、懐かしさや昔びいきとは別に、面白かったです。
意外と、こういう友情や寮生活を主にした漫画ってないなあと思いました。


ちなみに、ドラマは1話だけ見てみようと思います。