FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


スポンサー広告 | 【--------(--) --:--:--】 | Trackback(-) | Comments(-) | [編集]

よしもとばなな まぼろしハワイ

まぼろしハワイ (幻冬舎文庫)まぼろしハワイ (幻冬舎文庫)
(2010/08/05)
よしもと ばなな

商品詳細を見る


まぼろしハワイ 姉さんと僕 銀の月の下で
の3作品収録。

表題作が好きです。
フラダンサーのあざみさんがとても素敵。
かわいくてかっこいい。
あざみさんの過去話になった時は『不幸を背負った女』設定に興ざめしたけど、
しつこくなかったので許容範囲でした。
今年の年始にハワイへ行ったので、その記憶や匂いが蘇ってきました。
あの島は、心を解きほぐしてくれるのと同時に強くしなやかに育ててくれる気がします。
たった1週間の旅行だったけど、1日目と7日目の写真の自分の表情が全然違うことに驚きました。

きれいごとだってみんな言うけど、そんなセリフはきれいごとがほんとうになるくらいまで生きてから言いな、って思うよ。


姉さんと僕は、僕=コーちゃんに苛立ちながら読んでました。
姉さんのことも好きじゃない。
けど、彼らの思うことは私の心の中にもあって、でもそれを文章として差し出されると苛立つという、
近親憎悪に似たものなのかもしれない。
なぜなら、彼らの言葉のひとつひとつが腑に落ちてしまうから。
それでも、リアルでこういう深く考えすぎる人たちと一緒にいたくないなと思う。

そんなことどうでもいいと思っている相手に、言えるわけがない。言っても意味がない。

人を本気で好きになって、ほんとうの自分の素顔が出てきたのに、それが気にいらないってことは、遊びだってことだよ。



銀の月の下では、痛いです。
主人公の母親は、たぶん、たぶんこのストーリーのキャラクターの中で一番自分に近い気がする。
特に、強い人特有の・・・のくだりは、私が意識的に目指している考え方なので。
私もこうなるのかもしれない、という不安がうまれました。
自分が気持ちよく生きれたらそれが一番いいけど、だからといって人の気持ちを無視してはならんのね。

それはさておき、広田さんに物申す。
私の読み込みが足りないせいかもしれないが、元奥さんにつけこまれたという発言はどうかと思う。
私から見たら、広田さんが元奥さんを利用したようにしか思えない。
もしかしたら、広田さんは万能じゃない実はどうしようもない男だという比喩なのかな。

でも、一回をやってみないと、二回目も三回目もないんだよ。

強い人特有の割り切った残酷さをいっしょに思いだしてしまうからだ。
その強さはあの日、私の中にあった最後の子供らしさ、かわいらしさをすっかり殺したと。



最近、少し心が死んでました。
頑張り方が分からず、自分を見失い、疲れていた、といったほうが正しいかな。
色々と動いていたのに、どこに行けばいいのか分からずに右往左往していた。
そんな気持ちを、この小説は洗い流してくれました。
よしもとばななさんのハワイの本を他にも読んでみようと思います。





スポンサーサイト


一般小説 ヤラワ行  未分類 | 【2012-07-05(Thu) 17:04:09】 | Trackback:(0) | Comments:(0) | [編集]
コメント
コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)


Copyright © 11月の読書家 All Rights Reserved. Powered By FC2. 
skin:*cuteblog*   
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。